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2009年06月25日

現場改善は手法の前に考え方

 現場改善の手法を考える前に、考え方が大事になってきます。

何のために改善するのか。

誰のために改善するのか。

改善の目標はどこか。

リソース(資源)はどれくらいか、協力者は誰か・・・等々を、しっかりと整理してからでないと、失敗することがままあります。

協力者については、後から強引に巻き込むことも可能ですが、使えるリソースを頭に入れておかないと、改善の手法を選択しても「できません」という現実の壁に当たることがあります。


QC手法なら身近なサークルで可能ですが、専門的な手法を選んでしまうと、その道に長けた知見者が必要になることから、事前に参加してもらえるかの確認が必要になります。

また、目標を高くするか、それとも達成しやすいレベルにするかで、手法は変わってきます。


例えば「不良率10%減」なら、改善の手法すら必要が無く、現場を良く見て、「ここが悪いかな」という、堪で対策が当たるかもしれません。

これが「不良率80%減」になってくると、詳細な分析が必要になることから、手法の選択を間違うと、目標達成が難しいということになるかもしれません。


対象とする課題の範囲や、難しさによって手法は変わってくるものですが、ここをキチンと理解していないと、求める成果を出すのは難しくなってきます。

また、「誰のために」を間違えると、目標達成が主たる目的になってしまい、仲間を攻めてしまうことになります。


あなたが上司の立場だとして、「目標達成には部下の協力が不可欠」だと認識しているでしょうか。


不良率を下げる目標を例にすると、平凡な上司は「不良を出すな」と言います。

非凡な上司は「なぜ不良が出るのか」と考えます。

前者は「人の問題あり」、後者は「不良発生という事実から考える」という違いがあります。


一人で問題解決できる人は、そう多くは無いと思います。

現場改善の手法を選ぶ前に、事実をしっかりと把握し、もっとも適した手法の選択が大切になってきます。



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posted by 現場改善推進委員 at 23:36| Comment(0) | 現場改善日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月07日

改善における目標の設定

 現場改善を進める時に、一番悩むのが「目標の設定」ではないでしょうか。

年度の目標を決める時もそうですが、「高い目標だとクリアできない心配が・・・」と考えてしまいます。


でも、今はそういった時代ではなくなっています。


サラリーマンの多くは、「成果報酬」が当たり前のようになっていて、高い目標にチャレンジしないと、認めてもらうことが出来なくなっています。

とはいっても、今企業を支えている人も「プレッシャーに弱い」と言われていることから、誰もが目標設定に関して「これくらいなら大丈夫だろう」と決めてしまいます。


残念ながら、このような甘い目標だと、将来を担う人材は育たないといえますね。


手が届きそうな目標だと、ガムシャラに努力はしないでしょうし、新たな発想とか創造力を鍛えるきっかけになりません。


最初から無理だと思えるような目標を与えることにより、それまでの常識を超えたアイデアが生まれてくるものです。


もっとも、全員にこういった目標を与えるのではなく、個人個人の適性や能力を見極めた上で設定していきましょう。


出来る人にはより高く、そうではない人にはそれなりに。


目標のレベルを変えること自体が、各自のやる気や発奮材料になるとともに、下手をしたらモチベーションの低下にもつながります。

そういった時には、しっかりと面談をして、その理由を説明してあげるようにしましょう。


自分が期待されている度合を、しっかりと認識してもらうとともに、もっと成長するようサポートしていくのが、上司の役割で。

現場改善の手法も、レベルによって教え方を変えるようにしましょう。

posted by 現場改善推進委員 at 17:46| Comment(0) | 改善のストーリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

現場改善は教育

 現場改善の手法を教育することは、人材育成にも有効です。

企業内での教育体系は、それぞれの会社で整えていると思いますが、教育の目的は「会社の繁栄・成長」でしょう。


「企業は人なり」とよく言われますが、優秀な人材が揃っていることで、企業は成長をしていくのは間違いないでしょう。

パレートの理論でいくと、「2割の人材が会社の8割に貢献している」となりますが、だからといって8割の人には、何も教育をしなくて済むとは思いたくありません。

会社で働く誰もが、教育を受けることで、会社への貢献度は上がるはずでしょうし、だからこそ日本の企業は、教育に積極的だと考えています。


現場改善を教育の一環として取り入れている会社は、製造業では比較的多いようですが、その手法はまちまちです。

QCサークル活動を活発にするために、リーダーを育成しているところは多いと認識していますが、作業分析(時間分析)の領域に入ってくると、ごく一部の人が専門的にやっている会社が多いような気がします。


QCはその名の通り、「品質向上」をメインテーマにする場合が多いので、時間測定を基本とした「作業の効率化」とは、一線を画すのかもしれませんが、これからはコスト低減も、企業の生き残りをかけた重要なテーマになるはずです。


こういった背景を考えると、いろいろな問題・課題を解決できるよう、改善の手法をしっかりと教えて、企業に必要な人材を育てたいものです。

教育は時間がかかります。

だからこそ、早めの取り組みが必要ですね。

posted by 現場改善推進委員 at 16:57| Comment(0) | 改善手法と人材育成 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月04日

改善のステップを覚えよう

 現場改善にかかわらず、どんな改善でもストーリーが存在します。

そのストーリーにマッチした手法を使うことで、目標とする期日や成果を出すことが可能になります。

代表的なストーリーである、QCストーリーを例に紹介しますが、他の手法でも同じ進め方で解決できます。

@テーマ選定
まずは、自分(組織やチームの場合もあります)が取り組む課題を設定します。

A目標の設定
どのくらいの目標にするのかを、会社方針や組織方針から打ち出します。

B現状把握
テーマに関わる現状分析を、できる限り数値でデータを取り、層別して集約します。

Cサブ目標の設定
@で設定した目標を達成するために、現状把握で得たデータを元に、現象として発生している問題点を見つけて、何をどれだけ改善するのかを決めます。

D解析
問題となっている現象に関わる要因を、すべて明らかにするとともに、それぞれを調査していき、悪さの真因を明らかにする。

E検証
Dで見つけた「悪さの真因」が、本当に正しいのかを、原理原則の元に検証し、対策対象であることを確認します。

F対策の立案
効果があると思われる対策案をすべて上げ、効果や完了までに要する時間、必要なお金等で総合的に評価し、現時点で最適の対策を決めます。

G対策実行と効果の評価
Fで決まった対策案を、納期通りに実行した後、必要な期間データを取ることで、対策に狙い通りの効果が有ったかを評価します。
その時、他の面で悪い影響が出ていないかも、同時にチェックします。
(副作用の評価ともいいます)

H再発防止策
解決された悪さが、再発しないための仕組みを設定します。
(人や設備等、仕事に関わるシステムの管理となります)

I活動の振り返り
活動の振り返りをしっかりと行い、次の活動に活かします。

ステップの順番は入れ替わったり、他の方法に変わったりしますが、大体このようなストーリーで進めることで、改善で求めたい効果が得られるはずです。

使われる改善手法は、職種や職場によって適しているものを使いましょう。

posted by 現場改善推進委員 at 20:22| Comment(0) | 改善のストーリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

現場改善とIE手法

 製造業の現場改善手法として、IE手法を取り入れている企業も多いと思います。


この手法は取っ付きにくく、誰もが難しいと感じるようですが、人や設備の無駄を正確に分析し、効率を上げていくためには、必要な改善手法です。

IEとはインダストリアル・エンジニアリング(industrial engineering)の略で、日本語でいうと、「経営工学」、「管理工学」「 生産工学」等の意味とされています。

一口で説明できない理由ですが、いろいろなことが対象となり、現場改善から経営改善まで、幅広く対応できることから、こういった解釈がされるようです。


こちらのサイトが参考になるようですので、興味のある方はご覧になって下さい。

こちらをクリック


IEの概念を関係者に説明するときは、「能率を上げるだけではなく、作業環境を整え、会社の利益に貢献する手法」と言ったり、「IEの基本理念は人間尊重」といった言い方をしていますが、これは私の信念でもあります。

「現場改善=会社の利益」と捉えてしまうと、積極的に関わろうとしない人がいるものですが、「会社の利益=自らの生活向上」と考えると、そこそこやる気が出るものでしょう(笑)

改善手法とは、正しく使って意味がありますが、正しく使うためには、使う目的を納得してもらうことが必要です。


IE手法の動作分析や稼働分析は、時間測定が基本スキルになりますが、これは慣れないと難しいものです。


難しいことを正しく実践するためには、「改善の向こうにあるもの」を想像できるよう、教育する人もしっかりと認識したいものです。

posted by 現場改善推進委員 at 17:57| Comment(0) | IE手法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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