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2009年07月26日

特性要因図−2

 特性要因図の続きです。

主要因を決めたら、それに影響を与える要因を全て洗い出します。

このときの留意点は、大きい要因から小さい要因にと、絞り込んでいくことです。


出来たものを確認するときには、小さい方から「○○だから△△になる」とチェックしていくことで、間違いを防止することができます。


このときにキチンとつながらないと、間違って洗い出しをしていることになるので、この作業はしっかりと行いましょう。

こうして特性要因図が完成したら、特性に大きな影響を与える、または大きく関係するであろう要因を○で囲みます。

この段階では、まだ想像でしかありませんが、適当に選ぶのではなく、理屈で選んでいくことが重要です。

この次のステップで、選び出された要因の検証を行うので、ここで間違っていたら、また逆戻りをしてしまいます。


現場改善の手法を学ぶ時には、各ステップでやっていることの意味をしっかりと理解することが重要です。

特性要因図の場合は、言語データを使って問題の核心に迫っていくため、ついつい手を抜いてしまいがちになりますが、ここをしっかりとやっておくことで、改善の的を外すことが少なくなります。


posted by 現場改善推進委員 at 15:10| Comment(1) | QCストーリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

問題の解析と特性要因図

 現状把握を層別で行い、その結果として問題の所在が明らかになったと思います。

次のステップは「解析」となりますが、これは「洗い出された現象の原因を想定する」ことになります。

QCでよく使われるツールが「特性要因図」ですが、この特性が現象に相当します。


特性を間違えてしまうと、要因の洗い出しが違った方向に行ってしまうので、「特性=仕事の結果」と考えて間違えないようにしましょう。

例として、「A面にキズがつく」、「B部が割れる」、「CとBを間違える」といった感じです。

これらの特性に対して、影響を与える要因を洗い出しながら、特性要因図を作っていきます。


出来あがった形から「魚の骨」とも呼ばれていますが、主要因として上げるものには「人、もの、設備、方法」の4Mが、製造業としては一般的です。

もちろん特性と主要因は、仕事や不具合の内容によって変わってくるでしょうし、問題の複雑さでも変わってきます。


ここで何を取り上げるかが、現場の知恵とも言えますね。

posted by 現場改善推進委員 at 14:16| Comment(0) | QCストーリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月28日

現状把握は層別で行う

 現場改善では、手法が変わっても、現状把握の考え方は同じようなものです。

現状把握とは、取り上げた課題の「何」が「どう」、「どれくらい」悪いのかを明確にします。


しっかりと悪さを把握するためには、データを取る必要がありますが、この時に「層別」してデータを分けることが大切になります。


例えば、課題を「A設備の異常を50%減らす」だとします。

この時のデータの取り方としては

1.どの部位の異常が多いか
2.その時の現象はどんなものがあるか
3.異常と取り扱う部品の関係は
4.曜日によって変化はないか
5.季節によって変化はないか

等々のデータを取り、それをグラフ化します。


その上で「異常に対して最も関係が深いのは何か?」を見つけていき、それに対して解析を細かくやっていきます。


このように「同じ属性でデータを集める」ことを、層別と呼んでいます。


もともとは層別もQC7つ道具の一つでしたが、今は「考え方」として外すのが一般的のようです。

でも、データを取る時には、この層別をしっかりとしておかないと、何が悪いのかが分からなくなります。


これは全ての改善の手法にも通じることですので、しっかりと理解したいものです。

ラベル:改善 手法
posted by 現場改善推進委員 at 15:42| Comment(0) | QCストーリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月27日

目標の設定

 テーマの選定が終わったら、次は目標の設定です。

目標の設定には、いろいろな考え方があって、「高すぎる目標はやる気をそぐ」、「チャレンジ精神を養うために高い目標にすべき」、「短期間で達成できるレベルにすべき」、といろいろですね。


私は「リーダーやサークルのレベル」で決めています。


成長過程のリーダーが引っ張る場合は、少し高めのレベルに設定して、フォローをしながら達成できるようにします。

また、任せられるリーダーの場合は、耐えられるようなら高い目標を与えます。


本来は、会社の達成目標を前提に考えるべきかもしれませんが、QCサークルで取り組む課題は、その一部だと捉えているので、このようにレベルを変えていきます。

もちろんこの考え方が正しいか分かりませんが、今は「ストレスに対する耐性」も考慮する必要があり、よけいに難しくなっています。

それでも、常に考えていることは、「この人の成長に役立つ目標設定」ということです。


個人の適性、知識、技能、リーダーシップ等を考え、もっとも良いと思えるレベルの目標を与えることで、人は成長すると信じていますから。

現場改善の手法を教える時も同じで、今のレベルで教えること、さらに成長して欲しいから教えることと、常に教える手法とタイミングを探しています。

QCサークルが活性化してくれば、課題解決力がアップし、その結果として会社が求める成果が出てくるでしょうし、それで全体目標の達成に近くなります。

足りない部分は、他の手法で補うことが可能だし、本来そうあるべきでしょうから、QCの目標設定は、あまり拡大しないようにしましょう。

posted by 現場改善推進委員 at 22:31| Comment(1) | QCストーリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

テーマ設定

 QC手法の場合、テーマの設定(選定)が最初にきます。

職場内では、いろいろな課題・問題があると思いますが、今優先的に取り組むテーマは何かを、サークル員で考えて設定しましょう。


また、上司の方はテーマの優先度が正しいか、フォローすることが大切です。


 企業活動を行う場合、さまざまな目標がありますが、その目標の優先度と、今の達成度を総合的に判断すると、ほぼ間違いが無くなります。


 改善の手法は、「問題解決するためのツール」ですから、テーマが間違っていたら、活動をしても会社の対する貢献度は低くなってしまいます。

さらに、テーマが決まったら、それを選択した背景をデータで表しましょう。


取り組む必要性をデータを元にしたグラフで視覚化することで、サークル員や関係者への納得性が高まります。


 時には新人の教育の一環として、「簡単なテーマ」に取り組むこともあるでしょうが、QCは人材育成に対して有効ですから、それも正しい選択でしょう。


目的をはっきりとさせることが大切です。

 
posted by 現場改善推進委員 at 17:18| Comment(0) | QCストーリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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