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2009年12月02日

作業分析の基本

 動作分析とは、1つ1つの小さな動作の中に潜んでいる無駄を見つけ、それを改善することでしたが、動作が連続して作業が成り立ちます。

作業分析とは、動作よりも大きい括りでの無駄を見つけ、それを改善していくことになります。


現場改善の手法としては、動作よりも作業の方が、しっくりくるかもしれませんが、動作分析の基本を理解することで、作業分析の精度も上がってくるといえます。


一般的に作業という言葉が指す範囲としては、「A部品の組み立て」とか、「B部品の詰め合わせ」といった、ある程度広い範囲を指すことが多いと思います。

IE手法を取り入れて、分析の対象とする場合も、そういった括りで間違いありませんが、作業の区分けの仕方に注意する必要があります。

「A部品の組み立て」という作業を考えてみると、部品の準備〜a部品の組み立て、b部品のセット、c部品の調整、組み付け具合の確認、という感じになると思います。

この場合の細かい作業を「単位作業」と言ったりしますが、その単位で測定していくのが、作業分析に相当します。

単位作業の区分けが決まったら、一連の作業を連続して10回程度測定していき、どの作業に無駄やバラツキがあるかを、測定結果を基に判断します。

こちらも定型のフォームを用意している場合がほとんどでしょうから、IEの担当に聞いてみるといいでしょうね。

連続で作業を測定するのは難しいものですが、これも慣れで何とでもなるものです。

現場改善の手法を正しく使うには、トレーニングは欠かせませんね。



posted by 現場改善推進委員 at 20:28| Comment(54) | IE手法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月26日

IE手法の基本は時間測定

 IE手法の基本は、時間測定です。

動作改善の基本で、無駄を見抜く目が培われたとしても、その規模が測定できないことには、改善後の効果が分かりません。

したがって、IE手法のトレーニングの初期の段階で、必ずストップウォッチによる、時間測定の練習が必須になってきます。


こちらも、慣れが全てを解決してくれるので、あまり心配することはありません。


習うよりも慣れろ・・・ですね。


ポイントは、作業の区切り方(測定ポイントといいます)で、それを決めることができたら、後はそのポイントの時間値を読んで、測定シートに書くだけです。


例題です。

@部品を取る
A設備につける
Bスタートボタンを押す

といった場合、@では部品を取るために「手を伸ばした瞬間」を読み取ります。

Aでは、設備に部品をつけ終わって、「手を離した瞬間」を読み取ります。

測定単位をどのくらいに設定するかについては、「何を測定したいか」で決めていきます。

文章だけでは良く分からないと思いますが、
「A:という工程」で、作業時間のバラツキが大きい、という場合は、
その工程を細かく区切って測定する必要があります。


どの工程も細かく測定しようとすると、無理が重なるだけで、意味が無かったりするので、注意が必要です。

また細かい測定は、かなり慣れたプロでも1秒単位が連続すると難しい、というより、測定不可能になります。

目安としては、6秒くらいで区切っていくと良いと思われます。


ただし、測定単位は企業によって違って、0.01分を基本とする場合もあります。

0.01分、つまり0.6秒ですね。


この単位は、人が普通に歩く時間を0.01分(0.6秒)と設定し、それを基本としています。

ここまで細かい時間設定が必要かどうかは、仕事の種類によって違ってきます。


自分の職場の仕事を、どのくらいの細かさで分析したいか。

まずは、それから見極めましょう。


現場改善の基本は、スピードが必要ですから、時間測定にも無駄な時間はかける必要はありませんね。

posted by 現場改善推進委員 at 23:29| Comment(1) | IE手法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月15日

動作改善の基本

 動作改善の基本ですが、まずは「動作の無駄」を見抜くことから始まります。

誰が見ても分かるような待ち時間とか、大きく部品を振り回している作業なら、誰が見てもすぐに分かります。

動作というのは、一挙手一投足のことですから、手首を捻っているといった無駄まで、しっかりと見抜くスキルが必要です。

また、極限までいくと、視点の移動や焦点を合わせることも、無駄になると気づいてきます。

IE手法の基本理念は、「人にやさしい作業環境作り」ですから、誰がやっても同じ結果が得られるよう、仕事から徹底的に無駄を排除していくことが必要です。

そして、無駄を見つけたら、それがなぜ起こっているのかを、原理原則に基づいて考えます。


手首を捻る → 物の置き方、向きが悪い
手を伸ばす → 部品が遠い

といった具合ですね。

人は意味の無い行動はしないものですから、パッと見て「そのやり方は間違い」と指摘するのでは無く、なぜそういった動作をするのかを、しっかりと考えて改善していきましょう。

現場改善の基本は、人にやさしく、後戻りしない改善です。

どんな現場でも、人が主人公であるべきです。

posted by 現場改善推進委員 at 21:37| Comment(0) | IE手法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月31日

動作改善の考え方

 現場改善の手法としては、少し敷居が高いと思われているのが、IE手法です。

でも、基本となる考え方をしっかりとマスターすれば、それほど難しいものではありません。

敬遠される最たる理由が、「人を分析する」手法だと勘違いされていることです。


動作改善にしても、人をじっくりと観察し、ムダな動作を見つけて、それを改善していくことから、「あらさがし」だと思われています。

でも、それは間違いです。

動作改善とは、人がやっている作業の中から、「価値の無い動き」を取り除いていくことです。

つまり、一生懸命仕事をしていても、それがお金に換えることことが出来ない仕事だとしたら、努力はすべて無駄になります。


IEの基本概念には「人に優しく」というのがあります。


つまり人の労力を、一瞬たりともムダにしたくないということです。

この考え方をしっかりと理解してから、動作改善に向かうことで、より真剣にムダの発見ができるようになります。

posted by 現場改善推進委員 at 21:07| Comment(0) | IE手法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月04日

現場改善とIE手法

 製造業の現場改善手法として、IE手法を取り入れている企業も多いと思います。


この手法は取っ付きにくく、誰もが難しいと感じるようですが、人や設備の無駄を正確に分析し、効率を上げていくためには、必要な改善手法です。

IEとはインダストリアル・エンジニアリング(industrial engineering)の略で、日本語でいうと、「経営工学」、「管理工学」「 生産工学」等の意味とされています。

一口で説明できない理由ですが、いろいろなことが対象となり、現場改善から経営改善まで、幅広く対応できることから、こういった解釈がされるようです。


こちらのサイトが参考になるようですので、興味のある方はご覧になって下さい。

こちらをクリック


IEの概念を関係者に説明するときは、「能率を上げるだけではなく、作業環境を整え、会社の利益に貢献する手法」と言ったり、「IEの基本理念は人間尊重」といった言い方をしていますが、これは私の信念でもあります。

「現場改善=会社の利益」と捉えてしまうと、積極的に関わろうとしない人がいるものですが、「会社の利益=自らの生活向上」と考えると、そこそこやる気が出るものでしょう(笑)

改善手法とは、正しく使って意味がありますが、正しく使うためには、使う目的を納得してもらうことが必要です。


IE手法の動作分析や稼働分析は、時間測定が基本スキルになりますが、これは慣れないと難しいものです。


難しいことを正しく実践するためには、「改善の向こうにあるもの」を想像できるよう、教育する人もしっかりと認識したいものです。

posted by 現場改善推進委員 at 17:57| Comment(0) | IE手法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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