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2009年10月28日

活動の反省と今後の課題

 現場改善の手法は、日々上達していくことが必要です。

QCストーリーにしても、問題の解決をして行く中で、リーダーやサークル員が成長する必要があります。


そのためには、課題の解決終了時に、活動の反省と今後の課題をしっかりと、全員で行うことが大切です。


課題の反省とは、
・今回の活動を振り返ってみて、間違いは無かったか。
・もっと速く解決できる方法は無かったか。
・活動全般が甘くなった部分はなかったか。
・役割分担はしっかりと出来ていたか。

等について、全員で話あって感想を述べます。


そこで全員が共感できた部分が、次の活動に活かせます。


今後の課題は、
・課題が解決できなかった場合、活動の継続をどうするのか。
・課題は解決できたが、まだまだ足りない部分がある。
・サークル員のスキルアップにバラツキが見られる。

といった課題を取り上げ、今後の活動を通じてそれを解消して行く計画を立てます。


1つの課題が終わったら、それで良しとするのではなく、今回の活動を通じて分かったことを整理して、次の活動に活かせるようにします。


これができて初めて、現場改善の手法が理解できたといえるでしょう。



posted by 現場改善推進委員 at 00:39| Comment(0) | QCストーリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月15日

再発防止のための歯止め

 現場改善の手法で大切なのは、問題を再発させないことです。


せっかく改善で効果が出ても、いつの間にか元に戻っていたという経験は、誰もが持っていることと思います。


その原因を調査すると、「歯止め」がしっかりとかかっていなかったり、的を外したりしていることがあります。


歯止めとは、再発防止のための手段や方法であり、それを正しく実行するためには、標準化が必要になります。


標準化とは、「誰がやっても、正しく保守(維持管理)できる方法」と言い換えることができます。


問題を再発させないためには、この標準化をしっかりと考える必要がありますね。


まとめ方は「5W1H」が基本になります。


Who(誰が)、What(何を)、When(いつ)、Where(どこで)
Why(どうして・なぜ)、そしてHow(どのように)ですね。


これを正しく決めることにより、問題の再発防止策が完了となります。


現場改善の手法を正しく使って解決しても、歯止め(再発防止策)が抜けていると、せっかくの努力が無駄になってしまいます。

歯止めはしっかりとかけましょう。


posted by 現場改善推進委員 at 20:52| Comment(0) | QCストーリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月19日

改善の効果確認

 現場改善の手法で、それが正しかったかを確認するには、改善の効果を見極めることが大切です。

活動当初に掲げた目標に対し、到達率はどれくらいかを、パレート図等を使ってしっかりと確認する必要があります。


その場合の留意点としては、「改善の対象だけで比較する」ことが求められます。


よく見受けられる間違いとして、改善活動を行わなかった不具合項目も、何らかの要因で解消した場合、その分まで効果として計上することがあります。

これは活動の成果を正しく測定できないので、必ず「やった分に対する成果」だけを定量的(数値で)比較しましょう。


その上で、未達の場合はその原因を、過達の場合は計画より上手くいったことを、キチンと分析しておきます。


それが次の活動につながっていきます。


最初のうちは、目標未達だとしても、それが経験になり、正しい考えで正しく活動できるようになれば、効果は目標通りに出るようになります。

現場改善の手法の王道である、QCストーリーによる問題解決は、一朝一夕に習得できるものではありません。

自らの知識や経験を高めつつ、部下の育成にも粘り強く取り組みましょう。

posted by 現場改善推進委員 at 17:27| Comment(0) | QCストーリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月06日

検証

 いよいよ検証です。

現場改善の手法で、もっとも重要視するのが、この検証のステップでしょう。


今まで調査してきたことが、本当に正しいのかを「原理原則」に基づいて精査していきます。


このステップを正しく行なうことで、「正しい経験」が蓄積されていくことになり、それが「勘」につながります。


ややもすると勘を嫌う方もいますが、現場で起きていることを、短時間で解決しなければならない場合、この勘の冴えが必要になる場面も多いのが現実です。


勘はその場限りの思いつきではなく、それまでの経験に裏付けられた解決法でなければなりません。


検証とは、解析で上がってきた「原因だと思われる要因」を、測定できる方法を用いて解いていくことです。


Aという要因が、どう変化したら問題に影響を与えるか。


Bはどうか。

Cはどうか。


つまり、要因の物理的変化が、問題として取り上げている現象に対し、影響を与えることが出来るかを、物理的に解いていくのが検証です。


いろいろな問題を解いていく段階で、この検証をしっかりと行うことで、物ごとを「原理原則で考える習慣が身についてきます。

QCストーリーだけではなく、現場で必要とされる改善手法には、必要な考え方ですから、この検証という段階は時間をかけてでも行うようにしてください。

posted by 現場改善推進委員 at 23:19| Comment(0) | QCストーリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月16日

解析

 特性要因図の考え方は理解できたでしょうか。

この段階は「解析」と呼ばれることもありますが、「解析」とは「ものごとを細かく解き開いて調べること」でもあります。

よく勘違いをしてしまうのが、特性要因図で主要因と因果関係がありそうな要因を、しらみつぶしに調べることが解析だと思ってしまうことでしょう。


それが原理原則に基づいていれば間違いないといえますが、ややもすると「勘」に頼ってしまう場合も多々あります。

したがって、解析で重要なのは、「理屈」に基づいての因果関係を考えることです。


例えば「A部にキズがつくのは、A部に干渉する場所がある」となった場合、A部の硬度よりも硬い干渉物があるという、物理的な根拠です。


その根拠自体は、次のステップの「検証」で確認をしていきますが、こうした原理原則で要因が洗い出されているかが、真の原因に近付けるかの肝になります。

ですから、特性要因図で問題に関連する要因を洗い出した後、キチンと理屈で整合性が取れるかを考える必要があります。

この部分はQCストーリーでも、あまり語られないことが多いのですが、遠回りに見えても実は問題の核心に近付くのが速くなります。


「解析」の意味をしっかりと理解することによって、問題や課題の解決のスピードが上がります。

現場改善の手法に関しては、いろいろな手法がありますが、「これが正解」というものは無いと思った方が確かです。


なぜなら・・・そこに存在する問題は、特定なものの可能性が高いからです。

だからこそ、手法を正しくトレースするだけではなく、自分たちが持っている知識や経験を、100%活かすことを考えましょう。


問題を解決するために必要なことは、そこで働く人の経験や知識を最大限に利用することです。

だって、人が持っている知識に勝るものはありませんからね。

posted by 現場改善推進委員 at 00:38| Comment(0) | QCストーリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月26日

特性要因図−2

 特性要因図の続きです。

主要因を決めたら、それに影響を与える要因を全て洗い出します。

このときの留意点は、大きい要因から小さい要因にと、絞り込んでいくことです。


出来たものを確認するときには、小さい方から「○○だから△△になる」とチェックしていくことで、間違いを防止することができます。


このときにキチンとつながらないと、間違って洗い出しをしていることになるので、この作業はしっかりと行いましょう。

こうして特性要因図が完成したら、特性に大きな影響を与える、または大きく関係するであろう要因を○で囲みます。

この段階では、まだ想像でしかありませんが、適当に選ぶのではなく、理屈で選んでいくことが重要です。

この次のステップで、選び出された要因の検証を行うので、ここで間違っていたら、また逆戻りをしてしまいます。


現場改善の手法を学ぶ時には、各ステップでやっていることの意味をしっかりと理解することが重要です。

特性要因図の場合は、言語データを使って問題の核心に迫っていくため、ついつい手を抜いてしまいがちになりますが、ここをしっかりとやっておくことで、改善の的を外すことが少なくなります。
posted by 現場改善推進委員 at 15:10| Comment(1) | QCストーリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

問題の解析と特性要因図

 現状把握を層別で行い、その結果として問題の所在が明らかになったと思います。

次のステップは「解析」となりますが、これは「洗い出された現象の原因を想定する」ことになります。

QCでよく使われるツールが「特性要因図」ですが、この特性が現象に相当します。


特性を間違えてしまうと、要因の洗い出しが違った方向に行ってしまうので、「特性=仕事の結果」と考えて間違えないようにしましょう。

例として、「A面にキズがつく」、「B部が割れる」、「CとBを間違える」といった感じです。

これらの特性に対して、影響を与える要因を洗い出しながら、特性要因図を作っていきます。


出来あがった形から「魚の骨」とも呼ばれていますが、主要因として上げるものには「人、もの、設備、方法」の4Mが、製造業としては一般的です。

もちろん特性と主要因は、仕事や不具合の内容によって変わってくるでしょうし、問題の複雑さでも変わってきます。


ここで何を取り上げるかが、現場の知恵とも言えますね。

posted by 現場改善推進委員 at 14:16| Comment(0) | QCストーリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月28日

現状把握は層別で行う

 現場改善では、手法が変わっても、現状把握の考え方は同じようなものです。

現状把握とは、取り上げた課題の「何」が「どう」、「どれくらい」悪いのかを明確にします。


しっかりと悪さを把握するためには、データを取る必要がありますが、この時に「層別」してデータを分けることが大切になります。


例えば、課題を「A設備の異常を50%減らす」だとします。

この時のデータの取り方としては

1.どの部位の異常が多いか
2.その時の現象はどんなものがあるか
3.異常と取り扱う部品の関係は
4.曜日によって変化はないか
5.季節によって変化はないか

等々のデータを取り、それをグラフ化します。


その上で「異常に対して最も関係が深いのは何か?」を見つけていき、それに対して解析を細かくやっていきます。


このように「同じ属性でデータを集める」ことを、層別と呼んでいます。


もともとは層別もQC7つ道具の一つでしたが、今は「考え方」として外すのが一般的のようです。

でも、データを取る時には、この層別をしっかりとしておかないと、何が悪いのかが分からなくなります。


これは全ての改善の手法にも通じることですので、しっかりと理解したいものです。

ラベル:改善 手法
posted by 現場改善推進委員 at 15:42| Comment(0) | QCストーリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月27日

目標の設定

 テーマの選定が終わったら、次は目標の設定です。

目標の設定には、いろいろな考え方があって、「高すぎる目標はやる気をそぐ」、「チャレンジ精神を養うために高い目標にすべき」、「短期間で達成できるレベルにすべき」、といろいろですね。


私は「リーダーやサークルのレベル」で決めています。


成長過程のリーダーが引っ張る場合は、少し高めのレベルに設定して、フォローをしながら達成できるようにします。

また、任せられるリーダーの場合は、耐えられるようなら高い目標を与えます。


本来は、会社の達成目標を前提に考えるべきかもしれませんが、QCサークルで取り組む課題は、その一部だと捉えているので、このようにレベルを変えていきます。

もちろんこの考え方が正しいか分かりませんが、今は「ストレスに対する耐性」も考慮する必要があり、よけいに難しくなっています。

それでも、常に考えていることは、「この人の成長に役立つ目標設定」ということです。


個人の適性、知識、技能、リーダーシップ等を考え、もっとも良いと思えるレベルの目標を与えることで、人は成長すると信じていますから。

現場改善の手法を教える時も同じで、今のレベルで教えること、さらに成長して欲しいから教えることと、常に教える手法とタイミングを探しています。

QCサークルが活性化してくれば、課題解決力がアップし、その結果として会社が求める成果が出てくるでしょうし、それで全体目標の達成に近くなります。

足りない部分は、他の手法で補うことが可能だし、本来そうあるべきでしょうから、QCの目標設定は、あまり拡大しないようにしましょう。

posted by 現場改善推進委員 at 22:31| Comment(1) | QCストーリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

テーマ設定

 QC手法の場合、テーマの設定(選定)が最初にきます。

職場内では、いろいろな課題・問題があると思いますが、今優先的に取り組むテーマは何かを、サークル員で考えて設定しましょう。


また、上司の方はテーマの優先度が正しいか、フォローすることが大切です。


 企業活動を行う場合、さまざまな目標がありますが、その目標の優先度と、今の達成度を総合的に判断すると、ほぼ間違いが無くなります。


 改善の手法は、「問題解決するためのツール」ですから、テーマが間違っていたら、活動をしても会社の対する貢献度は低くなってしまいます。

さらに、テーマが決まったら、それを選択した背景をデータで表しましょう。


取り組む必要性をデータを元にしたグラフで視覚化することで、サークル員や関係者への納得性が高まります。


 時には新人の教育の一環として、「簡単なテーマ」に取り組むこともあるでしょうが、QCは人材育成に対して有効ですから、それも正しい選択でしょう。


目的をはっきりとさせることが大切です。

 
posted by 現場改善推進委員 at 17:18| Comment(0) | QCストーリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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